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ジト目で俺を見ている。
これ以上、下手に発言すれば蹴られるかな。
「でもいいの、俺もう30代だけど?」
「幼い私とそよかに要所要所で優しくしたり色々したりして、上手くフラグ立ててハーレム築いたのはあんたじゃないの?」
「いやそんなつもりは…ね、ねえそよかちゃん?」
「真一郎さんは多分性根が腐ってるんですよ。」
手厳しいなあ…いつの間にか近くに居たそよかちゃん。
綺麗な分類に入るはずだ。まあ由佳ちゃんは可愛いかな。それより最近なんだか厳しいんだよな、そよかちゃんが…。
「でも真一郎さんのことは好きですよ。」
そんなことを言って近づいてきて早速抱き着かれた。
もう大人なのでさすがに飛び込んできたりしないのは有り難いけど…。
それでも椅子の上だからそよかちゃんが落ちないように背中辺り…いやお尻なら楽だけどそれはないな。
試行錯誤してるうちに唇に柔らかい感触。
段々と息が苦しくなるのと同時に舌入ってきた。
吐息をかけるわけにはいかないので更に我慢は続く。一行に終わる気配はない。
限界なのに頭を持たれているから離れない。
もうだめだ、そう思いゆっくり鼻で息をした。
「息、かかりましたよ?」
「ごめんね、でも長すぎるよ。」
「だってわざとなんですから仕方ありませんよ。相変わらず真一郎さんをみると沸々といじめたおしたくなっちゃうんですよ。」
最後に首辺りに吸い付くと満足したようにこの場を後にした。
残された俺としては完全に空気と化した由佳ちゃんの対応が待っている。
どうしたものか。
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