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ふと、空を見上げるとこんなにも気持ちいいぐらい快晴な景色なのに雪が降ってきた。
まひるちゃんの言う神様的なのが、祝福してくれているのだろうか。
だったら嬉しいが、文句のひとつぐらいはそやつに言ってやりたい。
まひるちゃんが居なくなってからは俺の世界は暗かったと。
彼女という光を失った俺はどんなに楽しくても本気で笑ったことがないと…。
「兄ぃーー。」
そういいながら向かってくるまひるちゃんに心奪われ思わずくわえていた煙草を床に落とした。
純白のドレスに身を包みベールを身に纏った彼女は人形のようだ…いやどこぞのお姫様と言ってもいい。
「兄ぃ、会いたかった。」
飛び込んできた彼女を受け止め思わず頬ずりしていた。
彼女の甘い香りに舐めてしまいたくなる。
「奇遇だね、俺も会いたかった。」
「ふああ、同じだねっ。」
ギュッと締め付けが強くなりより一層布越しに感じる胸の柔らかさが強くなる。
彼女は前と特に変化はない…本来なら再会した時の喋り方も余裕らしく昨日まひるちゃんに選択を迫られた。
言葉遣いが選べるとか新システム登載か、なんて思ったりした…無論前の言葉遣いをお願いした。
まひるちゃんにはあどけなさも幼さも残っているから綺麗にはなったけど似合う。
元より俺は残念ながらロリコンの先を行く戦闘民族。
俺がもしスーパーなんたらになったらまひるちゃんにランドセルを背負わせながらプレイをしたいとか…。
「兄ぃ、まひるの体は幼くないけど初夜は大丈夫?」
「見透かされたっ…いやまひるちゃんだから初夜が成り立つわけだしまひるちゃんが幼かろうが、成熟してようが問題ないよ。」
「よかったあ…でも安心して、まひるは兄ぃの妻としてどんなプレイでも受け入れる所存だよ?」
笑って回避するとまひるちゃんは少しだけ拗ねてみせた。
こういうやりとりができる喜びからか、涙を零してしまった。
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