28人が本棚に入れています
本棚に追加
まひるちゃんの希望により場所は教会…その後の飯はこのホテル。
すぐ近くに教会がある…というかホテルの敷地内。歩いて数分ぐらいだしね。
しかし人生とはわからないものだ。
ほんの数日前まで諦めていたのに蓋を開ければ今はまひるちゃんとの結婚式だ。
もし仮に俺が早い段階で諦めてたらまず有り得ない。
教会が目の前なのに俺の足取りは止まる。
目の前には待っていたように由佳ちゃん、そよかちゃんの面々が居たからだ。
「あれ、もうそろそろだよね?」
「そうね…けど今は話があるわ。」
「真一郎さん、もしまひるちゃんと二人で暮らしたいなら今ハッキリ言ってください。」
二人におちゃらけた様子は無く至って真剣。
「もしそうしたいなら私達が説得するわ。」
「そうですね、残念ですが…。」
不安そうな彼女等を尻目に答えなど端から決まっていた。
「俺はまひるちゃんが来たとしても変わらないよ。それに一人増えたから仕事減る。五人だから一日一人なら週休2取れるし問題ない。」
「本当にあんたは馬鹿ね。なら覚悟しなさいよね。」
「えぇ、大馬鹿なただの変態ですね。けれどあえて修羅の道を進む真一郎さんはカッコイイですよ。」
そう言い残して先に教会に入っていった。
二人が笑顔になったのを見逃さなかったからこれでよかったのだ。
しかし夕は若干キツイ。
勿論夕は女、夕は女と暗示をかけているから抱けるはずなのだが…。
とりあえず心配なのはそこだけ。
美沙さんに関しては特にない。年上なのは間違いないしもしかしたら結構いってるかもしれないが、年上好きスキルも兼ね備える俺には問題ないのだ。
最初のコメントを投稿しよう!