~After・最終章~

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時間は過ぎていき母さんに手を引かれ入場する俺がいた。 そしてまひるちゃんが親父に手を引かれて入ってくる。太陽の光が反射してまひるちゃんはより綺麗に見える。 やはり彼女は天使だ。 実際そうだったし今もそう見える。 そんな思いを抱いたせいか、隣に来たまひるちゃんにドキドキしてしまう。 神父なのか牧師なのかわからないが、とにかく外人の人が始まりの言葉を言ってから開幕…何故キリスト式なのか、という問いには教会だからだ。 そしてよくわからん歌が流れたりしてついにきた。 「新郎桜井真一郎、健やかなる時も病める時も新婦桜井まひるを生涯愛し続けることを誓いますか?」 「誓います。」 危ない、ここで噛んだら切腹物だったよ。 「新婦桜井まひる、健やかなる時も病める時も新郎桜井真一郎を愛し続けることを誓いますか?」 「まひるも誓います。」 まひるもとかはいらないだろ、なんて思いながら次の段階に以降。 ふふふ、昨日アイボーのパソコンで流れを調べてきたから抜かりないぜ。 「では誓いのキスを…。」 真正面からまひるちゃんの方に体を移しベールを払う。 「まひるちゃん、愛してるよ。」 「まひるも兄ぃが大好き。」 キスした瞬間少ない人数の会場のボルテージは最高潮に達した。 釣られて笑うが、涙が流れてしまった。 後のことはよく覚えていない。 指輪交換やら神父か牧師かわからないが、喋ってホテルで飯食って騒いでまた家で二次会が起きて…ザッとそんな感じだ。
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