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【2つのちがい】
良い例を見たとき、「たしかにわかりやすいし読みやすい。しかし面白いかどうかわからない」と、思うかもしれない。
だが、下読みがざっと作品をながめる段階は『面白さ無関係』なのだ。
つまり、この場合大切なのはわかりやすさだけである。そういう前提で2つの例を比べてみよう。
ダメな例はまったく持って意味がわからない。よい例はなにが起きたのか、誰の言葉なのかわかりやすい。
たしかによい例は機械的で、文学的な面白さはない。しかし読みやすいしわかりやすい。
よい例の文章を読んで理解できない人はいない。そしてそういった文章こそが、下読みの求める文章なのだ。
100以上の作品を飛ばし読みする下読みは、ダメな例みたいな書き方の作品を見るとまちがいなく落とす。それは内容以前の前に意味がわからないからだ。
意外に、この罠にハマっている人が多いのだ。
そこで読みやすくてわかりやすい文章を書くための裏技がある。
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