第1話

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「あの…」 「ん?足大丈夫?」 「今はヘーキです…」 「そっ良かった 掴まってろ じゃないと落ちるから」 「はい…」 「俺…川岸晴人 君は?」 「南川…美沙…」 「美沙、か… 美沙、好きだよ」 「えっ……」 ーヒュルルルドッカァァンー 「花火みたいに綺麗な横顔だな 笑顔も綺麗だ」 「あの…川岸…さ…」 「ダメ、晴人って呼んで」 「は…る…晴人…さん…\\\\」 「そっそれでいいよ美沙\\\\」 あの時の花火…とても綺麗だった 「始まりも終わりも…この場所で…」 ージャプジャプー 晴人さん 今貴方の所へ… 「何してんだ?」 「えっ?」 「お前は…美沙は…そんなやつ じゃねぇだろう!」 「……晴…人…さん……?」 「バカッ…死ぬなよっ! お前が後を追って死んでも… 俺は嬉しくもないっ…!」 「美沙は…美沙は…泣」 「俺にも…美沙だった 『愛してた』そう言いたかった 」 「嘘……晴人さん…最後の最期 まで…美沙のことを……泣」 「泣くな…美沙…お前の涙もう…拭う事が できないから…ゴメン」 「だって…嬉しいの…貴方に愛されていて…ありがとう…泣」 「……美沙っ…!」 「…………!」 「抱きしめられないけど… でも…この体制なら抱きしめてるって なるかな……?」 「……うん……泣」 「愛してるよ……美沙……」 「美沙もだよ……泣」 「美沙……生まれて来てくれて ありがとう……さよなら…」 ースゥー 「うっ…あ"あ"あ"っ…泣」 私がそっちに行ったらまた… 愛してくれますか?
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