第1話

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ー病院ー 母「…さ…美沙…美沙…!」 姉「美沙…起きて…」 父「母さん美沙は?」 母「貴方!美沙はここよ」 父「美沙……!」 ? ? ?《美沙……美沙……!》 誰かが呼んでる…… ? ? ?《美沙、起きろ。》 ? ? ?《美沙はまだ生きるんだ。》 知ってる…この声は…大好きな… 「……いま……ただ…いま…」 母「美沙ーー!?泣」 「ただいま…お母さん… お姉ちゃん…お父さん…」 母「美沙ぁぁっ…!泣」 姉「美沙……!泣」 父「美沙…」 「ごめんなさい…」 母「美沙…謝らなくていいのっ…泣」 お母さんに聞いた 私はあの海岸で倒れていた あの時私は海の中にいたのに 海岸にいた 晴人さんが私を海岸 まで運んでくれたんだと思った ありがとう、晴人さん 《おかえり、美沙。》 はるっ……そんなわけ…ないか… 医師「明後日で退院です」 母「本当ですか!良かったわね美沙!」 「先生ありがとうございます」 医師「どういたしまして。美沙さんは退院したら何がしたいですか?」 「私は…まずはとても愛おしい人が眠ってる場所へ花束を持って 笑顔な顔で会いに行くんです」 医師「そうですか その方はとても愛されていて幸せでいるんでしょう」 「そうですよ…だって晴人さんは美沙が愛した人ですもの! 幸せなのは当たり前です! 美沙は晴人さんが幸せならそれだけでいいんです! 美沙も晴人さんに愛されてますから!」 医師「とてもいい恋でしたんですね?」 「はい!」
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