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琢磨は家に帰ると一番先にアリスの所へ立ち寄った。
「ただいまアリス。」
ホッペにキスをして優しく撫でた。
その様子を倫子も暖かい目で見ている。
「倫子さん、いつもありがとう。」
優しく笑う琢磨に倫子も心穏やかになる。
「さぁ、奥様がお待ちですよ。」
名残惜しそうに部屋を出た。
なんだか、足取りが重い。
不意に猛が眠る庭を見た。
…父さん。
あなたも同じでしたか?
麗華の部屋をノックし入った。
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