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恭子:『…おかえり…恭華。』
部屋の中はむせるほどの血の匂い…。
その中で恭子は嬉しそうに愛おしそうに笑っている。
強すぎる匂いに制服の袖で口と鼻をおおう。
恭:『なに…やってんの?』
意味の分からない恭子の笑みに恐怖を覚えながら恐る恐る聞いた。
恭子:『なにって、実験してるのよ。』
そう言うとまた笑みを浮かべた。血に濡れた恭子の手には変な本が一冊。
恭:『お父さん達は!?総太は!?』
そう言って部屋に一歩踏み出した時。
恭:『!?』
恭華の足の横には頭から血を流し、無残にも片目を抜かれた少年が横たわっていた。その隣にはフォークが落ちていた。
そのフォークにも血がべっとりとついていた。
恭:『っつ!?そ、総太?』
恭華は信じられない物を見てしまった。
そのまま横に倒れた。
次に恭華はある別な物と目があった。
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