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佐奈:『もういいの。さぁ健チャン。早く来て!!早くやろうよ。』
健:『…。』
ズッ…。
佐奈:『どうして下がるの?健チャ…』
健:『来るな!!』
佐奈:『健チャン!?佐奈が嫌いになったの?』
健:『どうして佐奈チャンはそんな事考えるの?』
佐奈:『私は悪くない!!私は変わらない!私をわかってくれるのは健チャンだけでしょ!?』
健:『僕はもう君に共感出来ない!今君を突き放すよ!!』
佐奈:『私…健チャンがいないと…』
健:『誰も君を縛ってなんかいない!』
佐奈:『!!』
健:『変われよ!!』
その瞬間佐奈チャンの体は赤いなにかで覆われた。
佐奈:『や…。いや健チャン。』
赤いなにかは佐奈チャンの体を蝕んでいく。
佐奈:『健チャンがいないと私…。』
そのまま佐奈の体は跡形もなく消えてしまった。さっきまで佐奈チャンのいた場所には赤い生き物がもぞもぞ動いていた。
この時初めて自分の力に気がついたのだ。
健:『僕には…人が殺せるの!?』
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