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女の体が一歩、二歩よろめいた。と思ったら
ゴゥゴォォゥ
女の体は勢いよく燃え始めた。
女:『ああアアアあアアアア』
女は叫び、炎にあぶられ消えていった。
健:『あ…あ』
恭:『あなたにはやらないわ…』
健:『僕と同じだ…。』
恭:『は?』
健:『僕と同じ、ひ…人を…殺せる力だ…。』
恭:『あなた!?』
健:『あと…救急車も。』
恭:『すぐ手配するわ。目の医者ならいい所知ってるわ。』
健:『違うよ!君の腕。』
恭:『え?』
恭華サンの腕からは血がポタポタしたたっていた。
恭:『気にしないで。』
健:『でも…。』
恭:『そんな事より!あなたも持っているの?』
健:『わからない。』
恭:『…。人を殺せる力があるならそうよ』
健:『う…?』
恭:『あなたがそうだったなんて…。』
これが僕の過去と恭華サンとの出会いだった。
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