第1話

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あの日のあなたは 最後でした… 中学最後の夏…。 私、櫻井美緒は部活のコンテストに出場する。 終業式が終わり、あと4日で本番となったこの日。 午前で学校が終わった私は、一旦家に帰りご飯を食べて部活のため再登校した。 夏の放送室は、どの部屋よりも暑く、そのくせクーラーがない。 ただ、壊れかけの扇風機があるだけでこんな所で練習していたら気分が悪くなりそうだ。 顧問の上野先生が 「暑いから教室で練習しなよ。」 と、言ってくれたので3年5組の教室で練習することにした。 教室の校舎は風通りが良く、扇風機が4台もあるので放送室に比べたら天国のようだった。 扇風機をつけ、窓を全開にして練習を始めた。 ひたすら練習して4時間がたち練習がそろそろ終わろうとしていた時、私の大好きな人が練習を見に来てくれた。 御村先生…。
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