第1話

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私は、御村先生に中2の頃から恋をしていた。 御村先生は、よく部活の相談にも乗ってくれて… いつしか私の中で、一番大好きで一番大切な人になっていた。 恋に不器用な私は、いつも何も出来ずにいた。 だけど、このままじゃ嫌だった私は 自分から先生に話しかけるようになった。 先生も私に打ち解けてくれたのか、軽い冗談なんかを言って笑わせてくれた。 だから私は、勇気を振り絞って 美緒「先生…。あの、コンテスト見に来てくれませんか?」 コンテストに誘ってみた。先生は 先生「何時から?」 美緒「12時からです。」先生「分かりました。」 えっ? 来てくれるの? やったぁ!嬉しい!! それからの4日間、私は必死に練習した。 そしてコンテスト当日。 午後の部に出場するが、受付は午前だったので 応援にきてくれた穂香と会場にきた。 受付を終わらせ、コンテストは始まった。 あっという間に午前の部が終わり、お昼ご飯の時間になった。 私の出番まで、あと1時間…。 緊張していた私はご飯も食べず、外へ出た。 穂香もついてきてくれて、最終練習をした。 練習をしていると、、、 御村先生が来た。 まさか本当に来てくれるなんて思ってなくて… 本当に嬉しかった。 先生「今日は、頑張ってくださいね。」 美緒「はい!」 そして本番が始まった。 舞台裏で出番を待っていた私は、必死に緊張をほぐしていた。 本番前、穂香はずっと GO GO LET´S GOいけいけ美緒ー! と応援してくれていた。 そして、私の番がきた。 ステージに一人で立った私は、軽く深呼吸をして礼をした。 広いステージのど真ん中に一人でスポットライトを浴びて今までの成果を出し切った。 出番が終わり、穂香や御村先生のもとへ行った。 あ、一応顧問もいるんだけどね(笑) 顧問は嫌いなんで(笑) 先生「すごく良かったですよ!」 美緒「ありがとうございますっ!」 それから少し喋って先生は帰った。 2日後、穂香からメールがきた。 美緒! 御村先生が、学校をやめた
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