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次の日。
誕生日である。
役所に魔力を測定しに父と出かける。
いざ、測定!
水晶だった。
反応なし。
「魔力なしか~。」
父から落胆の呟きが聞こえた。
この世界魔力を持っている方が珍しい。
魔力持は百人に一人。
魔法使いに慣れるのは、一万人に一人。
さらに、戦闘用の魔法が使える者、魔導士は百万人に一人。
そして、一騎当千の殲滅魔法が使える大魔導師は一億人に一人の割合である。
魔法も遺伝と関係があり、王族、貴族は魔法を使える確率は高い。
今回、母のベルが治療魔法が使えるため、父のビルは少し、期待していたらしい。
父のビルは魔力を持っていないのに。
何とも他力本願であった。
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