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夜の街に似合わない光が落ち着くと、そこには地に伏せた男たち、元刃物が3つ、右手に着けた2つの腕輪を見つめる男が当然のごとく。
もう一度路地裏に溜め息が零れる。
「どうして」
腕輪の男が小さく呟く。
煉瓦造りの建物をぐるりと見渡した後、男は空を睨む。
男の髪を撫でる風が止まる。
「どうしてこの国はこうなったー!!!」
男の怒りを含んだ声は宵に呑まれることなく辺りに響き渡った。
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一度終わりを告げた物語は次なる物語へと動き出す。
After QUEST
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