風のはじまり

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どちらとも、殴る攻撃だ。相手は肉体強化の拳を、僕は風を纏った拳を、悪いが、この勝負勝つ。 相手が全身の肉体強化なら負けたが、手だけなら別だ。しかも、僕の方が身体能力は上だ! 相手の拳を回避して、僕の拳を腹に叩き込む。風を纏った拳を受けてナンパ男は気絶した。 「勝った!あと能力を手に入れた!」 何か知らんが、能力を得たから、学校生活困らないな。良かった。 「君たち一体何したの!?」 警察の人が来た。きっと近所の人が、追放したのだろう。 「喧嘩かい。やるにしても、公園のもの壊したら駄目でしょう」 「すいません。でも、ここにいる彼女を助けようと………」 「誰もいないよ。そこに」 え? 見てみると本当に誰もいなかった。逃げたな!いつ逃げた。 「とにかく、警察署まで来て」 「違います。僕は人を助けようと…………」 「みんな言うんだよ。そう言うこと」 「だから本当に」 「続きは署で聞くから」 「僕は無実だ!」 こうして、高校の入学式の日に、警察署に行った。カツ丼がとても、心にきた。
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