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先生に言われて、槍司は空気を掴んだ。
「赤田君の能力凄いですね。もっと上のクラス行けると思いますけど」
「掴める量に問題があるんだよ」
槍司が掴んだ空気を見せる。
「赤田、これだけか?」
「これだけです!」
「赤田よ。ミニトマト位しか無いんだが」
「これが限度です!」
先生が言った通り、槍司は、ミニトマト位しか掴めない。Gクラスだからしょうがない。
「先生!確かにミニトマト位しか掴めません!でもいつか、あなたのハートも掴みます」
何告白してんだ!しかも、クラスメイトいる中で!
先生の目がクズを見る目になってるだろうが!
「赤田消えろ。次、石田聡」
先生は槍司に消えろ発言をして、次の生徒を呼んだ。まあ普通の返しだ。
「梓斗。また振られた。これで144敗」
「何で告白したの?」
「上手い例えが先生言ったから行けると思ったんだ。だが、無理だった」
「何で行けると思ったんだよ」
不思議でしょうがない。
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