訓練所

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「湾辞、能力みせろ」 先生に言われて、能力を発動する。手に風を纏った状態だ。 「風か。昨日の報告通りだ」 報告通り?昨日の事か? 「湾辞。お前ずっとその状態でいられるか?」 「分かりません」 「なら、その状態でいろ」 「は、はい」 先生に言われてその状態でいることにしたが、纏った風が消え、すぐに戻った。何で? 「成る程。お前はGクラスだな」 「どう言うことですか?」 「本当は、改めてクラス確認とお前の能力を確かめるつもりだが、無理だな」 「どうしてですか?」 「魔力が少ないからだ」 僕って魔力少ないの? 「普通なら、その状態を保つのが当たり前だが、お前は出来ない。つまり、魔力が少ない事を意味している。能力が昨日発動したから、魔力が少ないのはあるが、お前は異常だ。少な過ぎる」 僕ってどんだけ少ないんだ。てか、クラス確認?どゆこと? 「先生、僕クラス変わるですか?」 「変わる予定だったが、今無くなった。この事は忘れろ」 「分かりました」 こうして、能力の確認は終わった。
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