「神格~」あとがき

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あとがき(真)  おふざけは置いておくとして。  この作品のお題をご覧頂けば分かる通り、ちょっと日常とかそういうものを描くのには不釣り合いなお題だと感じます。  というのも、お題元の方が私の旧作品(削除済み。神仏論系伝奇)をいたく気に入ってらっしゃったが為で……まあそういう形に沿うものをと考えたわけではありませんが、結果的に「そう」なったようです。  個人的には、コメディも真剣味のあるものも凄く書きたかったので、ギャグからシリアスに一気に舵を切った感じにしてみたのですが。 (某自動殺忍装置な海外小説だと「スリー・ダーティー・ニンジャボンド」の様に主人公の川流れエントリー→村消滅の悲哀みたいな左から右への急ハンドルでしょうか。10月末が楽しみデスね!)  舞台は当然の如く日本ですが、この国は信心についてはまだまだ捨てたもんじゃない……と、思いたいですね。  もったいないお化け、皆さんが親世代であれば子供に躾として口にするでしょう? そういうことだと思います。(これは付喪神に類する思考なので、信心ですよねきっと)  執筆中に展開が二転三転したのですが、ハッピーエンドっぽいのだけはやめよう、死んだ彼女がひょっこり出てくるエンドは駄目だと何十回か言い聞かせました。  個人的にデウス・エクス・マキナは「される」のは好きですが「する」のは大嫌いです。理不尽を飲み込めない主人公とか面白みのかけらもないです。  そんなわけで主人公が不幸ですが、随分軽いですね。受け入れんなよお前。  そりゃカラーブラインドさんだって怒る。あとドサンコ・ウェイストランドだった。  短編だからこそできるギミックは楽しいです。幸せです!(研修済み
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