『若恋』一度だけのキス
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ゆっくりと離れてく。 深く息を吸い、 いつも通りの表情を作る。 大丈夫だ。 りおさんの傍にいるためならどんなことでもする。 どんなことにでも耐えてみせる。 「りおさん、風邪ひきますよ」 そっと揺り起こした。
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