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優子
「この土地は貴方のご家族、知り合いの私有地ですか?」
雄大
「え、いや・・違います・・・けど。」
優子
「なら、このビルの関係者か、関係者と知り合いですか?」
雄大
「いや、全くないけど。」
優子
「なら、貴方が私たちの侵入を拒否する権利はない!と、いうことですよね?
貴方も私も、ただの不法侵入ってことですよね!」
雄大
「あー・・・まあ、はい。」
急に真剣な話し方になり、少し驚いた。
何だかよくわからなかったが、上手く言いくるめられた気がする。
結局このオアシスは、よく分からない他人と共有することになった。
優子さんは笑顔で帰っていった。
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