はじまり

11/11
前へ
/17ページ
次へ
優子 「この土地は貴方のご家族、知り合いの私有地ですか?」 雄大 「え、いや・・違います・・・けど。」 優子 「なら、このビルの関係者か、関係者と知り合いですか?」 雄大 「いや、全くないけど。」 優子 「なら、貴方が私たちの侵入を拒否する権利はない!と、いうことですよね? 貴方も私も、ただの不法侵入ってことですよね!」 雄大 「あー・・・まあ、はい。」 急に真剣な話し方になり、少し驚いた。 何だかよくわからなかったが、上手く言いくるめられた気がする。 結局このオアシスは、よく分からない他人と共有することになった。 優子さんは笑顔で帰っていった。
/17ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加