はじまり
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今年の春は異常気性のせいで、花粉が大量に散漫していた。 花粉症に苦しみながら、俺はある場所で立ち止まった。 鉄線を張られた向こうには、長く放置され草木は伸び放題、荒れ放題の廃墟。 日当たりも悪く幽霊スポットのような寒気がする。 だが、懐かしい。 今思えば、全てはここから始まった。 「・・・優子」 ぽつり呟いた言葉が春風と共に消えていく。
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