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高校最後の夏休みだというのに、俺はとにかく暇だった。
宿題はなく、金もない。
バイトも最近やめたし、彼女にも振られた。
友達は皆、彼女とデートかバイトで忙しく、ぼっちな俺は暇を持て余していた。
雄大
「暑い。暇。暑い。」
部屋の中はムシムシ、クーラーも親の節電対策で禁止。
唯一の扇風機は俺に生暖かい温風を浴びせてくる。
部屋がサウナのように暑く、寝ているだけで背中が暑くなり汗が吹き出た。
俺は仕方なく、家を出てある場所に向かった。
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