恋愛中毒 --ユイ--

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平穏な毎日。 いつもと変わらない日常。 今日も、明日も、明後日も、 その平穏な日々は続く予定だったのに。 昼下がりの生ぬるい空気が漂う、 それほど大きくない私の職場で。 見た瞬間 息が止まるかと思った。 ナンデ ココニ、イルノ? -------------------------- 「大嫌いッ!もう顔も見たくない!」 そう言ってアイツの家を飛び出したのは、 もう1年前だ。 アイツは追ってこなかった。 アイツに捧げていた日々は、 2年でピリオドを打った。 それだけのことだったはずだ。 -------------------------- 次に付き合い始めたのは、 アイツとは正反対の 私をそのままで愛してくれる優しい彼。 私の わがままも、 弱さも、 脆さも、 全部受け止めてくれる 大人の人。 この道を選んでよかったって、 心からそう思っていた。 穏やかに、過ぎる毎日。 気持ちのいいぬるま湯の中で、 私は満足しているつもりだった。 今さら……。 何も変わらないはず……。
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