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「多分、だけど地球が滅亡した」
ピクリと功太の肩が揺れた。
「な、何言ってんだよバカ。んなわけねぇよ…理由を言えよ!バカ!メガネバカ!」
良いぞ…かなりの動揺具合だ。
こいつは中学からの付き合いだが、苦手なものが二つあり
まず一つはカエル。なんも面白くない。
そしてもう一つは地球滅亡ネタだ。
中二の時に一人布団の中で地球滅亡を想像して泣きはらし、翌朝目が覚めたときに
「生きててよかった。」
と言ったらしい。
功太のママさんが証言者だから間違いない。
「まぁまぁ落ち着けよ…俺が思うに、既に俺らも死んで、要は魂だけになっちまった。で、本来なら俺らが信じてる天国やら地獄は無くて、この空間が死後の世界ってやつ」
「は、ははは。バカかお前!バカだ!アホめ!」
おおふ、ボキャブラリーが小学生だ。
凄い。
「まぁしょうがねぇよ。世界は終わっちまったんだ。な?」
「……」
黙っちゃったよ。
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