29人が本棚に入れています
本棚に追加
「コエエ事言うなよ。新しい建物には人が集まるだろ。多分…」
マジか。行くのか…
腹ごしらえを済まし、タバコをふかしながら歩き出す。
「風呂入りたい。」
「すげえ分かる。俺んちで入ってくか?」
そうするべってな感じで功太んちにまた立ち寄る事にした。
今野家で軽くシャワーを浴びて、功太の服を借りて着替える。
身長差からか、ちょっとデカい。
家に着替え取りに行こうかな?と思うけどどうも気分的に帰りたくない。
着替えてるあいだ、功太はおやっさんや兄貴、ママさんの部屋に何か失踪の手掛かりが無いか調べていた。
「くそっ…どこ行ったんだよ皆…」
そう言う功太の顔を見て、ふと思うのは、功太が居るから俺も平常心でいられるということ。
多分俺1人だったら自殺してるかも。
そう思ったら、功太に愛情が…w
「功太」
「ん?」
「ありがとう」
「いやキモいんですが。」
ふっ
照れやがって。
まぁ俺はノーマルですのでそっちには行かないんだから!
最初のコメントを投稿しよう!