始まり

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そんな訳で功太に写メを見せる。 「テメェェ!!下書きからちょっとタモさん風じゃねぇかぁぁ!」 「ブフブフッ!スンマヘン!」 「笑いすぎだろこのボケェェ!」 と思いっきり飛び蹴りを食らい、校庭の細かい砂利の上を二メートル程転がる絢斗。 「痛ェなゴルァ!テメェがウキウキウォッチングとか抜かすからだろがぁぁあ!!」 直ぐ様起き上がり、助走をつけて低空ドロップキックを敢行。 「ぐぇっ!!」 ふっ、俺を笑い殺そうとした罰だ。 だがアイツは打たれづよい。 ホラ、立ち上がった。 「誰がウキウキウォッチングだゴルァァァア!!!」 「やんのかテメェ!」 「テメェの頭やらせろこのハゲメガネ!」 「禿げてねェだろが!大体ノリがワリィんだよテメェ!Mステか!お前Mステの方か!何なら逆サイドに昼のヤツ書いたろかコラ!!!」 と暗がりの校庭で掴み合っていた。 ブゥン。
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