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まさかまさかのプライベートプール。
大豪邸の中になんか競技で使えそうなやつ。
金持ちなんてレベルじゃないぞ、この人の家は…。
開始早々、天沢にパイルドライバーをかまして日頃の鬱憤を晴らすと、反対に一樹さんにブレンバスターをかまされた。
女性陣はというと、優雅に日光浴をしていた。
しかしなんだ、あのけしからん水着は。
綾も鞍馬さんも確かに気合いの入りようだ。
綾なんて綺麗な水玉の可愛い系…胸が無いのを隠すようにスカーフみたいのを巻いていてそれも似合っている。
鞍馬さんなんてスクール水着の白だ。
金色の髪と相まって彼女じゃないと似合わない、そう断言できる。
いやまあ、ここまでは序章だ。
凄いのは会長だ、きわどい水着に身を包んだその姿は神々しい。
乳がデカイせいか、全体が隠れてない少し小さいビキニタイプだ。
それを恥じることも無く堂々とした様に、俺はとてもキュンときた。
恥ずかしいことに外見にやられた。
「なぁーに見とれたんだよっ!?」
「っ!?な、なんですかいきなり、ぺっ」
不意に一樹さんにかけられた水、ようやく会長から目を離せた。
追撃とばかりに天沢も俺にかけてきやがった。
「本当に参るよな、会長の美しさには」
「由夜は結構ムッツリだからな、全員に粉かけようとしてやがる可能性だってあるぞ」
「俺は別にそんなこと考えてねえよ、つかやけに会長推しますよね、一樹さんって」
そんな切り返しに一樹さんはにこやかに微笑んだ。
どうにもこの人には上手に出ることは難しい人らしい。
「アイラブ会長だよ、俺は……あんな女みたことねえし」
「一樹さん、実は俺もなんです」
天沢のそんな返答に会長をかけて勝負だ、とかなって二人で泳ぎで戦いを始めた。
俺はそんな二人をみながらも傍らでは楽しそうに会話をする会長をみていた。
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