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「弥生、ちょいあそこの神社で休まん?」
「……かまんよ。」
神社の石段に二人は座った。
ミーンミーン。
セミ黙れや!!!
コツコツコツ。
「あっ弥生やん!」
「翔太ぁ!」
目の前にちなが弥生に紹介した翔太ってやつが来た。
…最悪。
「何してるん?つか彼氏いてたん!?」
「彼氏ちゃうよ。仕事先の人。」
仕事先の人ねー…。
俺って弥生からしたらそんなもんなんや…。
つかなんでこいつには笑顔なん?
ふと隣の弥生と翔太を見た。
めっちゃ楽しそうに話してるやん…。
マジおり辛い。
「弥生ちょっと俺、トイレ行ってくるわ。」
「うん。」
空気に我慢出来ず俺は離れた。
あいつ腹立つ…。
絶対弥生狙ってるやん…。
めっちゃイケメンやし…。
愛想よさそうやし…。
泣くな。
泣くなよ俺。
翔太ってやつには絶対渡さへん!
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