再構築

8/11
前へ
/37ページ
次へ
―次の日の夜、バー ― いつもの常連さんが今日はおえらいさんも連れて来ていた。 客はそれくらいしかいなかった。 それにしても弥生、 ホンマ美人。 俺はいつものように弥生を見てにやけていた。 「唯斗、人の顔見て笑わんといて笑」 「ごめん、ごめん笑」 幸せすぎて…やばい… 「ねー唯斗、裏から常連さんのキープのお酒持ってきて。」 「おう。」 俺は裏へと向かった。 ちなが酒の整理をしていた。 「ちな、今来てる常連さんのキープある?」 「ちょっと待ってよー。」 ちなは一生懸命探していた…。 「なぁ、ちな?昨日俺のこと弥生が好きやでって言ってくれた。」 ちなは動きを止めた。 「あの弥生が!?唯斗くんやったやぁん!!」 そう言うとちなは俺に抱き着いてきた。 「ちな、ホンマありがと。」 ちなは俺から離れて「いえいえ!」と笑顔で答えた。
/37ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加