ハイド

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―病院― 「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ。」 やっと着いた…。 受け付け席には、ちなと千里に車椅子を押されている弥生のおかんがおった。 三人とも俯いていた。 「弥生は!?」 「唯斗くん…。」 ちなは涙を見せていた。 「…ちな、説明してくれるか?」 「…うん。」 「弥生はどうなったん?」 「わからへんけどいきなり街歩いてたら倒れたんよ。やけん貧血かなんかかなって思ってたけど…。」 ちな、千里、弥生のおかんは先生から先に話を聞いていた…。
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