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俺と弥生がゲーセンから出ると綺麗な雪がちらほらと舞っていた。
「うわぁホワイトクリスマスやん!」
俺は感動して空を見上げていた。
「綺麗やね…。」
弥生も空を見上げた。
弥生の横顔と雪はホンマに合ってて
綺麗で…
絶対離したくないって思えた。
「唯斗、プレゼント。」
弥生は顔を俺に向けて長細い箱を俺に渡した。
「マジかよ!ありがと!」
俺は笑顔で箱を開けた。
そこには銀色に輝く腕時計が入っていた。
俺はその腕時計をすぐに左腕につけた。
「めっちゃいいやん!ありがとうな!!」
「…いえいえ笑」
子供のように喜ぶ俺を弥生は笑顔で見つめた。
「あっ!ごめんなぁ!俺プレゼント家に忘れて来てしもたわぁ!」
俺は我ながら下手くそな芝居をした。
「…ばか笑 いつでもいいよ笑」
弥生は優しくそう言った。
俺は弥生の冷たい手を握り歩いた。
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