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―夜中、弥生宅―
眠れない…。
自分が情けない…。
自分の家なのに私は床で体育座りして顔を俯かせていた。
私は何気なく携帯を開いた。
あっ…。
あの掲示板どうなってるかな。
私は掲示板サイトへと行った。
トピックは上がっていた。
誰かが書き込んでくれてる…。
私はすぐにトピックを見た。
[勇気付けられました。私も前に進もうって思えました。]
[感動しました。今距離を置いている彼女にメールしてみようと思います。ありがとうございました。]
色々な書き込みがあった。
私は嬉しくて一つ一つコメントを見ていった。
しかし
[まぁありきたりやね。]
[マジ文章力ないやろ笑]
[感動する意味がわからん。]
[これくらいの詩なら俺でも書けるな。]
それを見た瞬間悔しくて涙が止まらなかった。
あなた達に何が分かるんよ…
心がないん…?
私、確かに文章力ないけどさ、なんでわざわざ書き込むん?
絶対書いた人の気持ち考えたことないやん…
心の傷は更に広がっていった…。
悔しくて悔しくて仕方なかった。
私は中傷の書き込みを泣きながら一つ一つ削除していった。
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