1人が本棚に入れています
本棚に追加
唯斗…!!
私はベッドの上で飛び起きた。
「…弥生ちゃん目覚めたか?」
目の前にはマスターがいた。
「……ここは?」
「…病院やで。
弥生ちゃん奇跡的に脈切れてなくて助かったんやで。」
そういや私…
自分の首を…。
「弥生ちゃん…
唯斗が…
助けてくれたんかもな…。」
マスターは穏やかな表情で言った。
私は声を出して泣いた。
「ゆ゛い゛と…
ゆ゛い゛と…
あ゛り゛がとう…。
私…強く生きるって誓ったのにね…。」
マスターは黙って私を見つめた。
「マスター…
私…も゛う゛一度強く生きられるかな?」
「弥生ちゃん…?
そんな泣いてたら唯斗は悲しむだけ。
笑いな!」
マスターは笑顔で言った。
私は病室のベッドから見える景色を眺め、満面の笑みを作った。
「ゆ゛い゛と。
私たちは
ずっと一緒だよね…。」
……………………………………
私と唯斗はきっと
【真実の愛】
見つけられた。
唯斗………
ずっと笑っててね…。
最初のコメントを投稿しよう!