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惟「ここにいる皆が君達に色んなことを教えてくれる先輩だからっ。
私達雲は全員で戦って全員で守るっ!
ここに集まってくれた皆が生き残れるように力を貸してください。」
惟は群衆に向かって頭を下げる。
群衆は一度静まり返り惟の話を聞き入った後、一斉に立ち上がり集会場の外にも響き渡る程の声と拍手を惟に送る。
惟は信達に視線を変えて少女に戻りニコリと笑みを作った。
惟「これからよろしくねっ。
私達がいるから。」
式はタバコに火を着け口にくわえ、ビール瓶を持つ手を挙げた。
式「今日は皆飲め!
祝い事は盛大にしよう!」
式はそう言い残しビールを飲みながら信達の目の前に立った。
式「よく来てくれたな。」
了「お前みたいなやつが総大将で大丈夫なのか。」
皮肉を口にする了の肩を組み大きな笑い声を上げる。
式「アハハハ!!
こんな大役似合わねぇってことくらい自分が一番知ってる、ハハ!!」
信「酒くせぇ…。」
隣にいる信がつい言葉を零す。
六「今日くらい楽しんどけって。
明日、東内部会にお前ら連れていくからよ、ヒヒ。」
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