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それから三人はそれぞれの家路に着き、と言っても隣同士なのだが…つかの間の休息をとった。
それぞれの部屋に置いてある掛け時計が六時を指すと三人は同時に部屋を出た。
三人とも顔を合わして笑みを浮かべる。
始めに口を開いたのは怜だった。
怜「私達すごいタイミングいいね。
集会場皆で行こっか。」
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……
三人が集会場に着いた頃には既に何百もの人々が所狭しとうごめいている。
目の前にはステージが設けられており、そこには惟が立っていた。
惟「あ、来た来たぁ!
こっちに来て!」
すると全ての人間の視線が入口に立つ三人に注がれた。
信達はゆっくりステージへと向かい階段を上がった。
惟は三人が上がったことを確認して自己紹介を始めた。
惟「えぇ改めて自己紹介しますっ。
東部元帥、響 惟ですっ。
歳は誰が何と言おうと十七歳ですっ。」
信はこそこそと小さな声で怜に尋ねた。
信「げ、げんすいって何だ?」
怜「多分東部で一番上の位のことだと思う。」
信「はっ?!
あのガキが!?」
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