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カーテンの隙間から覗く朝方の空を、クロードはぼうっと見つめていた。
時刻はまだ六時前。起き出すにはまだ早い時間だった。
しかし反面目は冴えていた。
今日は休日だ。この日ばかりは余計なしがらみがなく、プレッシャーもないために、気持ちにも余裕があるのかもしれなかった。
さて、今日は何をしよう。
クロードはふと考えてみた。
休日といえども、別段心躍るような何かがあるわけではない。
仕事終わりに組織の仲間と出かけることはあっても、休日ともなれば別なのだ。
というわけで、ひとりでの一日の過ごし方を考えなくてはいけない。
そういう意味では、同世代くらいの知り合いがいたらよかったのにな、とクロードは少し淋しくもなった。
組織にいるのは年上ばかりだ。それに、ドラクロスにいた時も、一族のしがらみから友達といえる人間はいなかった。
それが一族では普通だった。
結局、買い物に行くことにした。
戦闘用に備えている衣服が、最近ではだいぶくたびれているのだ。
目的が決まったところで、クロードはもう一度眠ることに決めた。
まだあと二時間くらいならば大丈夫だ。
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