BACK RULE

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・例2  生徒会長が犯人だった! 「ボクを殴れますか? 無理ですよね」  主人公はボクシング部で強い。  しかし、主人公は殴れない。 「そうですよね。ボクを殴れば君はボクシングの大会に出られません。あれだけ楽しみにしていた大会なんですから、ボクを殴れないのも仕方ありませんね」  今回のボクシング大会は主人公の夢だった。絶対に叶えたい夢。  生徒会長を殴ればその夢がなくなる。今まで努力してきた意味がなくなる。 「というわけで、この子はボクがもらいますね」  1週間前に知り合ったばかりの女の子が人質になっている。主人公には無関係だ。  アイツがどうなろうと関係ねぇよ。  そう思う主人公。しかし、蘇る女の子の笑顔。 「ずっと、○○くんのこと見てたよ。ずっとずっと、好きだったよ」  女の子の言葉で主人公はヤケクソになる。  そして生徒会長を殴ろうとする。 「本当に良いんですか? あの大会に出るのが夢だったんでしょ?」  生徒会長の言葉に対し、主人公はニヤリと笑う。 「××子が応援してくれないなら、そんな大会、出る価値もない」  ついに主人公は生徒会長を殴り倒し、××子を助ける。  大会には出られなくなったが、二人は幸せに暮らす。
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