残酷な世界
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なぜか今度は怖いとは思いませんでした。 なので、呪いの歌も残酷な歌も歌わず、綺麗に投げられました。 波に乗り、私はゆっくり、ゆっくりと揺られていました。 そうです。人間は一つだけ誤算をしていたのです。 私を沈めようとしたはずが、私は水より軽く、沈むことがなかったのです。 私は水面をゆらりゆられ、歌を歌いました。 愉快で、楽しい歌。 長い旅に出て、丸で詩人のような気分でした。
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