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「ちょ……須藤!?」
彼女の戸惑う声を無視してリビングから寝室の扉を開く。
部屋の明かりも付けずにそのまま引き入れる。
今朝も一緒に朝を迎えたベッド。だけど今日はゆっくり寝かせるつもりはない。
手を引いていた右腕を勢い良く引くとポスンと七瀬がベッドに座る形になる。
「ちょ、ちょっとちょっと!!!」
「何?」
「も、もう? ちょっと心の準備がですね、まだというか何というか!」
彼女がワタワタしてる間にベッドへ膝をつく。ギシッとベッドが軋むと、七瀬が後ずさりした。
「覚悟がまだですね、出来てないのです!!!」
半泣き状態で何故か敬語になってる七瀬。そういえば覚悟しとけって言ったんだっけ。忘れてた。
ベッドサイドのランプを付けながら、七瀬ににっこり微笑んだ。
「はい、バンザーイ」
「? バンザーイ?」
素直に言葉に従う七瀬。俺は彼女のTシャツを勢いで引き抜く形で脱がせた。
「きゃあ!!! な、何する!!!」
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