Cherry 11

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俺達は一卵性の双子。 性格は正反対でも、空翔の気持ちを一番理解出来るのはこの俺。 空翔が美優にしたことは許せないけど、空翔の心の痛みはちゃんとわかっている。 だけど… 再び窓の外を見上げる。 美優の部屋の窓が開き、バルコニーにパジャマ姿の美優が出て来た。 バルコニーから夜空を見上げ、月明かりに照らされた美優は何度も右手で目を擦る。 アイツ… 泣いているのか? そんなに… 空翔が好きなのか? 泣いている美優を俺が抱き締めても、きっとアイツは喜ばねぇな。 美優が傍にいて欲しいのは… 空翔だから…。
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