気高き中将のプライドをへし折れ!

2/4
前へ
/4ページ
次へ
俺は家から外を眺めていた。外には数千人の軍勢がいる。……なんで、こんなことになってるのだろう。 見当がつかん。すると、隊長らしき人が前に出て声を張り上げた。 「私はギルザ帝国軍所属ミリア・エヴァンス中将だ!ギルバート・ゾーア!王都エレキアに来てもらう!」 中将!?階級高っ!それに金髪碧眼の美人だ。しかし、エレキアに行く気はない。帝国の侵略計画に協力の要請は何度も断っている。どんだけ他国の領土資源を奪えば気が済むのやらね~。それに、これだけの大軍穏やかじゃないね~。 「なお、この要請を受諾しない場合攻めいることを許可されている!」 よし、結界展開。 さて、何人結界内に入ってこれるか楽しみだ。 無言で眺めていると全軍の進行が始まった。しかし、結界内に入れたのは中将と4名の人だけであった。結界内に入った者は俺が結界を解くか俺の許可を得るか俺を倒して結界を消滅させるかの2つの方法しかない。 中将は苦虫を噛み潰したような顔をしていた。俺は結界外から結界内を見えないようにする幻術を使った。 「ギルバート・ゾーア。貴様の武功は聞いている。私達と共に戦ってほしい。貴様の力があればエレキアの目的は果たされる」
/4ページ

最初のコメントを投稿しよう!

63人が本棚に入れています
本棚に追加