63人が本棚に入れています
本棚に追加
俺の武功って…魔族の姉ちゃんと夜の運動をしただけだけどな。その姉ちゃんは暗黒大陸に帰したけど大丈夫だったかな?覚束無い足取りだったけど。「これ以上は壊れるぅ。ゆ、ゆるじで、お、おねがいよぉぉ!帰らじでぇ!」なんて涙を流しながら言うから許してやった。あぁ、可愛かったなぁ…。
「でも、人に物を頼むときは頼み方ってのがあるんじゃないかい?エヴァンス中将?こんな軍勢で押し掛けてきてさ。穏やかじゃないね」
俺は微笑みながらいった。
エヴァンス中将は強張った表情で
「それに、関しては申し訳ない。王の命令だったので、これだけの軍を引き連れて来た」
まぁ、そんなとこだとは思っていたさ。
「そっか、次軍勢で押し掛けたら男は皆殺しにするから。さて、君たち5人の中で1人だけ選んで。その子はここに残ってもらう。あとは、帰らせてあげるよ」
エヴァンス中将の顔に緊張が走る。
「その1人に対して何をするつもりだ?」
「分からない?なら、ヒントを上げよう。結界内に入れたのは女性だけだぜ?」
エヴァンス中将は予想していたのか表情に大きな変化はない。
「ならば、私が残ろう」
部下が止めに入る。しかし、エヴァンス中将は覚悟を決めているのか部下に耳を傾けることはなかった。
「では、エヴァンス中将以外は外に出るがいい。そして、撤退しろ。」
さて、エヴァンス中将と楽しむとするか。
最初のコメントを投稿しよう!