長門有希の告白

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「よう。待たせちまったか?」 やはりあの栞は長門からの呼び出しだった。 無言で首を振る長門は、俺の机の傍で佇んでいた。 「あなたに聞いてほしい事がある」 目の前に立った俺に、長門はどこか固い表情でそう切り出した。 一体何の話なんだろうか? 次の言葉を待つ俺に、長門は少しの逡巡の後、意を決したように言葉を紡いだ。
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