プロローグ

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昔、誰かが言っていた。 「綺麗な薔薇には棘がある」 その言葉を恋愛に置き換えた。 そしたらそれ相応、確かに美女には経験と 色気が備わり、それが余裕となり棘となった。 男を虜にするのは何より、 「飴とムチ」の使い方。 そんな女は獰猛な男でも手中に納める。 だけど俺は、思う。 そんなこと、美女にも花にも代わらず、 恋愛にも全体的に、言えることではないか。 一種の麻薬に溺れていた。 俺は多分、角砂糖とバラの棘に魅せられたんだ。 そんな恋愛の行方を...
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