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「人の事を餓鬼だと言ったり大人だと言ったり。
携帯拾ってくれてありがとう。
失礼します」
舞が礼を言って出て行こうとした。
「あのぅ、ちょっと待ってよ」
女が、舞を呼び止めた。
「まだあたしに何か用ですか?」
舞が振り返りながら呟いた。
「舞さんと言ったわね。
さっきの話だけど行く所が無いのだったら、此処に泊まれば。
あたしも泊まるから。
あたしは麗子、孝はあたしの彼氏よ」
麗子が説得するような口調で舞に言った。
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