光剣の舞

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砂ぼこりが徐々に収まって視界がクリアになってきた。 しかし前方から流れてくる霧は乳白色の濃さが増してきている。 舞は目を凝らして見るが獣人の姿は見えない。 『あっ!』 舞が驚きの声をだした。 右手の魔剣が煙の如く消えていた。 「ねえ! 健ちゃん。消えるのを見ていた?」 舞は後ろを振り返った。 『えっ! そんなぁ……』
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