1人が本棚に入れています
本棚に追加
「・・・どうやら貴女の想い人もまた、貴女に対して恋愛感情を抱いているみたいですね。」
「ほっ、本当ですか!?先輩が私の事を・・・?」
余程嬉しかったのか、先程までの様子が嘘のようにパッと表情を明るくさせる女子生徒。
「先輩もまた、貴女との幼馴染の関係が壊れてしまうのを恐れて自分の想いを伝えられなかったのでしょう。彼は貴女の告白を待っています。ツキが逃げない内に早く行ってあげてください。貴女に幸運が訪れると良いですね。」
「はい!わかりました!私、今から先輩に告白してきます!菅野先輩、本日は本当にどうもありがとうございました!」
彼女は笑顔で勢い良く彼に一礼した。
結果の内容が聞こえたのか、廊下で待っていた彼女の友達が教室に入ってくるなり彼女に抱きつく。
「やったじゃない優香!おめでとう!」
「先輩、ありがとうございます。私、今から平賀先輩に告白してきます!」
「その意気よ優香!平賀君には教室で待っているようにって頼んでおいたからまだ教室にいると思うわ。天才占い師さんの言葉を信じて突撃あるのみよ!頑張ってね!」
最初のコメントを投稿しよう!