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彼女も学校帰りの途中らしく、結城と同様に制服を着ており、右手には買い物籠をぶら下げている。
「もう・・・気を付けなさいよね。」
彼女はそう言うとすぐにその場から立ち去っていった。
(結構可愛い娘だったな・・・。でも、何だか気が強そうだし、僕には合わないかな?まぁ、それ以前に僕の事なんか見向きもしてくれないよねきっと・・・。)
特売品のコーナーで卵と牛乳を買い物籠に入れると、他にもお買い得な物は無いのかと結城はスーパー内を探索し始めた。
『―――CMの後は明日の占いのコーナーです。』
「さて、僕の明日の運勢はどうなるのかな?明日は週末で学校はお休みだし、悪い結果が出なければ良いんだけど・・・。」
夕食を食べながらニュース番組―――より正確に言えば番組の最後にある明日の占いのコーナーを見るのが高校に入って独り暮らしを始めた頃からの彼の日課だった。
勿論、何処にでもありそうなニュース番組の小さな1コーナーに過ぎない占いの的中率なんて、彼の占いに比べれば天と地程の差があるが―――
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