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空がやけに青いと思っていたら机上の大宇宙に漂着していた。
星屑の軍勢に目がチカチカして思わず瞼を閉じたら、どこからともなく記憶を失った老人の声がした。
――――。――!! ――。
発言内容はよくわからないが曖昧に返事だけをした私は水泡が弾けるように浅い眠りから醒め、文字化けした目覚まし時計を確認する。
AM♯:2$
イカれた安寧は本日も平常運行。
ボロボロに破れ、淫らな趣すら漂わせるカーテンが目に止まった。
その向こうの世界に焦点を集中させるが、太陽はやはり灰色だった。
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